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TBテーマ・第1回「年末と響鬼」

ネクストヒビキさんのところでやっていた
TBテーマ・第1回「年末と響鬼」
実は締め切り去年末だったのですが・・・。

1月の定例チャットに参加させていただいた際、わがままを言って延長していただきました!

スイマセン~!ありがとうございます!!

言いだしっぺが書かない訳にはいかないっす!と言うことでセッセと書いてみました!


・・・結果、スゴイ長い無駄話に成り果ててしまいました;;

ギャグなのかシリアスなのか・・・まとまりのない話でスイマセン・・・;;

因みにワタクシのテーマは

今年の猛士の忘年会を妄想しよう!

でございます。うっかり去年(本編の時間軸)のを妄想しちゃったのはご愛嬌(切腹)

それでは、折りたたみますので、気合と根性のある方だけ開けて見てやってくださいませ・・・。


こんばんわっす!トドロキです!
今日は大晦日で、毎年恒例の関東支部の忘年会に来てるっす!
俺、ちゃんと皆さんと元気でやってるっすよ!ザンキさん!!

ザンキさん・・・!

途端に目頭が熱くなってきてトドロキは慌てて天井を仰ぎ見た。

泣かないっす!俺、泣かないっす!だって、ザンキさんと約束したんだからっ!

「ちょっとぉ!さっきから魂飛ばしてんじゃないっつーの!」

パカーン!とダンキが景気良くトドロキの額を叩く。ぼけっとしていたトドロキは、それにはっとして目の前にいたダンキの上気した顔に目を向ける。
途端に耳に届いてなかった音が溢れた。

「トドロキ殿ぉ!後もう少しでV2ですよー!頑張って下さいー!」
「ダンキー!そんな新人に負けたら許さないぞー!」

そうだった、今腕相撲の真っ最中だったんだ!
トドロキはダンキと手を組み合ったままなのを思い出し、かなりダンキ側に傾いていたのを戻そうと歯を食いしばる。

「ぬぉぉ~!くそ!思わずツッコンだけど、ほっといておけば良かった!」

勢い良く巻き返され、ダンキが思わず毒づく。更に顔が赤くなった。

「おおっと、トドロキ選手、急に息を吹き返しましたね!解説のイブキさん?」
「そうですね。今年は優勝常連のヒビキさんが不参加なので波乱含みでしたが、この勢いでしたらトドロキさんの2連覇で決まりそうですね。」

アナウンサー風な口調のサバキに振られたイブキがにっこり笑って返す。二人の背後には今年のトーナメント表が貼ってあって、決勝戦にまでダンキとトドロキが勝ち上がってきている様子が見て取れた。

どーん!派手な音をたてて勝負が決まった。ダンキが大袈裟に右肩を掴んで畳に転がり、「もげた!絶対もげたぁ!」と騒ぐ。

「今年の優勝者はトドロキに決まりましたー!皆さん拍手ー!」
「きゃートドロキ殿ー!おめでとうございますぅ♪カッコイイですぅー♪」

サバキのアナウンスに両手を挙げて日菜佳が歓声を上げた。その日菜佳に照れたようにトドロキは顎を掻いてみせた。

「くっそぅ~!今年はヒビキさんがいないからみどりちゃんに良いトコ見せれると思ったのにぃ!」

対して負けたダンキの方は心底悔しそうに唸っている。

でも、もしかしたらみどりちゃん、慰めてくれるかもっ?!こう、優しく頭を撫でてくれて・・・。

ダンキ君、惜しかったわねぇ~。でも、私の中ではダンキ君が一・番・よ♪

なぁ~んて、ね!
思わずぐへへと変な笑い声を上げ、畳からこっそり顔を上げてみどりの様子を伺い見た。腕相撲大会が始まった時と同じ席に居たみどりは、ずっとテーブルに並んでいる料理に舌鼓を打っていたらしく、今も箸を動かしてもぐもぐ無心に食べている。

「あ~そういえば紅○、もう始まっちゃってるかも~?」
「あ、そういえばそうですね。TV点けますね。」
「結構順番いっちゃてるみたいねぇ。」

みどりちゃん、俺より紅○なんですかっ?!

のんびり香須実と話し、点いたTVに釘付けになるみどりにダンキはがっくり畳に伏した。そのダンキを放置してトドロキを肴に他の鬼達は酒を飲み始める。

「うーんやっぱり純粋な力はトドロキだねぇ~。」
「いやぁ、頼もしいねぇ。バンキ君もこれからバリバリだし、弦の鬼さんは安泰だねぇ。」
「いやいや、若いばっかで。それに管の鬼にだってイブキが若いじゃないか。」

いつものメンバーで飲む酒は旨いらしい。いじけていたダンキもすぐにその会話に混じって酒を飲み始める。

「でもさー、ヒビキさん何で遅れてるんですかねぇ?ちょっと来たらトドのヤツと腕相撲してもらおうじゃないのー!」
「トドって何すかぁ?!ダンキさん!」

口を尖らせて言うダンキにトドロキが返す。一気に飲み干して空になったダンキのコップにビールを注いでやりながら。
眼鏡を光らせてダンキはトドロキの入れたビールを飲み干して、コップをテーブルに叩きつけるように置くと相手の顔を見上げた。

「お前なんてトドで十分なんだよっ!大体ト・ド・ロ・キって長いんだよっ。いっそのことトロキとかドロキとか、もっと短くしてロキとかでいいじゃん!あ、ロキは格好良過ぎ?」
「そんなぁ!酷いっすよぉ!自分に腕相撲で負けたぐらいで~!」
「あー!何だよ?!その俺のが当然強いみたいな発言は!」
「そんなつもりで言った訳じゃあないっすよ!もう~!」

あはは、ダンキは短気だなぁといつもの寒い駄洒落を言うエイキにその場にいた全員が同時に身震いすると、言い争っているが顔は笑っている二人をまあまあと宥めた。

「来年は絶対勝つからな!この馬鹿力!」
「受けて立つっすよ!」

他の鬼達に促されて二人は笑いあった。

「・・・あ。小暮さんだぁ。」

その時、みどりがぽつりと言った。

なっ!ナニィ?!

その言葉に以上に反応した鬼達は素早く立ち上がり小暮の姿を探し始めた。だが部屋の中には居ない。

「どっ、ドコドコドコォ?!」
「みどりちゃん、怖いコトいわないでよぉ!」
「えー?だって・・・ほら。」

みどりが指す方向にTVがあり、一人の男が映っていた。

♪まるで~♪

「・・・っ!小暮さん?!」

歌い始めた聞き覚えのある声にうっと皆が呻く。だが、この場にいないのに心底ほっとした。

「でも、紅○に小暮さんでてるわけないですよ?ほら、この人名前が違うでしょ?」

みどりの隣で見ていた香須実が新聞を見ながら返す。じゃあ、似てるけど、小暮さんじゃない?と皆が思った時、見覚えのある三人が。

「ええええ?!響鬼さん?!あ!威吹鬼に轟鬼も??!」
「ええー?!俺、ここにいるっすよぉ?!」
「あの、僕もここに居るんですけど。」
「どゆこと?!」

軽くパニックになっていると、小暮に似た人物の背後から更に・・・。

「あー?!ヒビキさんだ!」
「マジで?!」

皆がTVに釘付けだった。その間もTVの中では小暮に似た人物が気持ち良さそうに歌い続けている。

「よー。・・・皆、何でそんなにくっついてるの?」

その時、シュ。っといつもの挨拶をしながらヒビキが忘年会場にやってきた。そうしてTVに食いついている皆を見て首を傾げる。

「あ!ヒビキさん!」
「あれ?こっちにもヒビキさん?」
「あー!訳わかんねー!!」

やってきたヒビキに気づき皆一斉に頭を抱えた。何?と言いながら皆が見ていたであろうTVを覗き込むと歌は既に終わって、赤組の次の歌手がステージに上がっていた。

「さっきねぇ、小暮さんとぉ、ヒビキ君とぉトドロキ君とぁイブキ君がTVに出てきたのよ~?」
「・・・へ?俺、TV局になんて行ってないよぉ?」
「みどりさん、これ生放送なんで今ここにヒビキさんが居る時点で他人ですよ。」
「でもそっくりだったねぇ~?」

見れなくて残念だったねぇ。とみどりに言われて、ヒビキは良く解らないままも笑い返す。

「焦った~!俺、暫くは小暮さんに会いたくねーもん!」

短髪をガリガリやりながらショウキが盛大に溜息をつくと、同意するようにダンキも頷く。小暮さんは元気だもんなぁとサバキが笑う。

「さっきのが小暮さんじゃないのなら、本物の小暮さん、いつも通りなら本部か、関西支部の忘年会に出てると思うよぉ?」

みどりがのんびりした調子で言うと、今年大なり小なり被害を受けた面々が大袈裟に胸を撫で下ろし、それぞれ飲みに戻る。
再びワイワイ始まった中を移動し始めたヒビキはダンキに後ろから肩を叩かれた。

「ヒビキさん、まぁまぁ一杯!」
「お、ありがとな♪」

ビールの入ったコップを渡され、ヒビキは近くの開いている座布団に腰を下ろす。そして中のビールに口をつけると、同時にビール瓶を手に持った他の鬼達がニヤニヤしながら列を作り出す。

「うへぇ。ちょ、ちょっと待ってくれよ?」
「ハイハイ、いいから飲んで飲んで♪」
「あー、もうビールで腹一杯になっちゃうよー!」

その様子にヒビキは苦笑いで返すと、次々とやってくるビール瓶にコップを差し出して受け、飲み干し続ける。

「そう言えば、ヒビキさん、どうして遅れて来られたんですか?」
「そっすよ。腕相撲大会もう終わっちゃったんすよ?」

イブキがニコニコ笑顔でビールを注ぎながらふと聞いた。すぐ後ろにいたトドロキも顔を出して続けて言う。トドロキの後ろにもう誰も並んでいないのを見て取ったヒビキは少しほっとしながら、イブキが注ぎいれたビールに口をつける。

「あー。まぁ、ちょっと野暮用でね。」
「・・・まぁヒビキさんにも、そう言うことがありますよね?」

言葉を濁したヒビキにイブキはにっこり笑い返した。

「そう言うこと?」
「何だよ、その何か奥歯にモノが挟まった言い方は~?」

ヒビキがテーブルに置いたコップにトドロキがビールを注ぎいれる。そうしてニコニコしているイブキに首を傾げて見せると、ヒビキが口を尖らせた。

「あれ?ヒビキさん、彼女に会って来たんじゃないんですか?」
「ええぇ?!ヒビキさんって彼女いたんすかぁ?!」
「んなわけないだろ!」

トドロキお前、声大きい!とヒビキはあんぐり口を開けて驚くトドロキを注意して、にこやかなイブキの口を摘んだ。

「そんないらないコト言うのはこの口かー?」
「いふぁいれす~。」

ぎゅーとやられてもにこやかさは損なわないイブキ。明らかに面白がっていた。一人止めるべきかどうか悩んでトドロキは、二人の間であわあわとしている。
だが、一通りイブキの口を摘んだヒビキが満足して止めたので、トドロキは黙ったまま心の中でほっとする。
黙ってクスクス笑っているイブキと見合っていたヒビキだったが、ふと顔の表情が動いた。

「そう言えば、イブキ。」
「はい?」
「今回はアキラは来ないんだ?」
「・・・ああ、どうなんでしょうね。」
「来ないんすか?来ればいいのにねぇ?明日夢と京介も来てるみたいっすし。ねぇ?」
「その辺は僕が口出しするのは変かなー?なんて思いまして。勿論、やることはちゃんと伝えてありますから。」
「・・・ふーん・・・。ところで、その二人は?」

さっきそこで料理を食べてたっすよ?と言うトドロキに目を向けたが、二人の姿が見えなかった。そこへ日菜佳がやってきて、トドロキを自分の席の方へ連れて行ってしまい、ヒビキはにこやかなまま黙って座っているイブキに目を向けた。

「・・・本当はザンキさんの所へ行ってたんですよね?」

目の合ったイブキにそう言われ、ヒビキは思わず苦笑を漏らす。

「ああ、そうだよ。忙しくていけなかったから。でも、どうしても今年中に行きたくて。」
「・・・そうですね。」

ちらりと日菜佳と楽しげに話しているトドロキを見ながら小さな声でかわす。

「トドロキさん、結局一回も行ってないみたいですよ?」
「・・・あいつはもう済ませたんだろう。」
「・・・そうですね。」

静かに頷くイブキに目を戻し、ヒビキは笑顔に戻ると近くに置いてあったビール瓶を手にとって差し出すと、それを見ていただきますとイブキは自分のコップを差し出した。

「まだ大丈夫だよ!ほら早く!」

そこへ慌しく戸を開けた京介が飛び込んで来た。何だ何だと部屋に居た全員がその京介に目を向ける。
京介は背後に声をかけて中へ入ってくると、イブキの姿を見つけ、再び後ろに向かって「早く来いよ!」と声を上げた。

「わぁ、皆集まっててスゴイよー?ほら!」
「・・・お邪魔します。」

続けて入ってきたのは明日夢とアキラだった。その二人の顔を見てイブキが思わずかたまる。

「何か暇そうだったんで、仕方が無いから俺が連れてきました。いいですよね?」
「ああ、別にいいけど。」

得意げに胸を張って言う京介にヒビキが頷いていると、明日夢に促されてアキラが恐る恐るやってくる。イブキの顔が少し優しくなったようにヒビキは感じた。

「こんばんわ。イブキさん、ヒビキさん。でも良いんですか?」
「忘年会なんだし、大丈夫だよ。みどり達も喜んでるみたいだし。」

恐縮して言うアキラにヒビキは笑って言ってやって、両手を振っているみどりとワクワクした目で見ている香須実・日菜佳姉妹、そしてその前で唐揚げに食らいつきながらもこっちを見ているトドロキの方へ顎をしゃくってみせる。
その仕草に後ろを見たアキラは満面の笑みで自分達を見ている四人に少し引きつった笑顔を向け、立ち上がったイブキと共に二人で手招きしているみどり達の席へ移動する。

「ヒビキさん、ヒビキさん!俺、エライでしょ?ね?ね?!」
「おいおいー。」
「えー何ですかぁ?俺悪いことしてました?」
「いや、良くやったよ。」

ヒビキに褒められて京介は得意気に笑い、アキラの後を追って向こうの輪に加わり、テーブルの上の料理にぱくつき始める。
明日夢は黙ってそれを見送ると、一人残って目の前に置いてある料理に手をつけ始めたヒビキの前に座り込み、同じように料理を口に運び始める。

「それで、どっちがアキラを誘おうって?」
「え?」

突然のヒビキの質問に明日夢はきょとんとしたが、すぐに「桐矢です。」と答える。

「僕は、そっとしておいた方が良いんじゃないかって言ったんですけど、桐矢がどうしてもって。」
「そうか。」

明日夢の言葉にヒビキは目を細めてアキラの横に座ってイブキやトドロキと何事か話している弟子を見やる。
その横顔に明日夢は京介がしたことは間違って無かったんだと解り、ヒビキと同じように京介の方へ目を向けた。

「でも、いいんですか?これから何かと大変なんですよね?」
「いいんだよ。ずっと緊張ばっかしてるのも疲れるしね。たまには息抜きしないと。な?」
「・・・はい。」

京介から楽しそうに騒いでいる鬼達に目を向けた明日夢にヒビキが言ってやると、ほんわかとした笑いが返ってきた。

いつの間にか紅○が終わっていた。
結局誰にも今年はどっちが勝ったか見ていた者はいなかった。

TVから除夜の鐘の音が響いてくると、そろそろお開きの時間だ。立花の姉妹が年越し蕎麦を皆に配り始めた。

「コレ食べたら初詣行こうぜ!」

ダンキの提案に何人かが箸を置いた。

「俺達も行くか!な!?」
「良いですけど、サバキさん、それ僕のコート・・・。」
「おー!そうか?スマンスマン!で、バンキも行くよな?」
「はぁ・・・あ、それは僕のです。サバキさん、今年も脳が酒浸けになってますね・・・。」
「そうですね。来年も思いやられますよ・・・。」

石割とバンキが同時に溜息をついた。その間に上下逆さにジャンバーを着たサバキがヨロヨロ歩き出したのを見て慌てて席を立ち、サバキの両脇に行くと連行される宇宙人の扱いでサバキを両脇から支えて歩き出す。
上機嫌のサバキは、最期に振り返り、良いお年を!と言って部屋から出て行った。両脇の二人もペコリと頭を下げて行く。
外は頬が凍るような寒さで、二人に指摘されて着なおしたジャンバーのポケットに手を突っ込みながら、サバキは空を見上げた。

「何か、まだ変な感じだよ。」

ぽつりと呟く師匠の顔をちらりと見たバンキは首を傾げて石割の顔を見た。石割は意味が解っているのか表情を曇らせてサバキの顔を見ていたが、バンキの視線を感じて目を伏せる。
その二人に気づかない様子でサバキは先ほどまでいた二階の部屋の窓を見上げた。

「去年、こうやって見上げたらさ、あの窓からザンキのヤツが人の悪い笑みで俺に手を振っていたのになぁ。」
「・・・そうでしたね。」

石割が目を伏せたまま相槌を打つ。サバキをマネてバンキも振り返った。その窓には今は誰もいず、ただ、柔らかい光が満ちていた。

「そうそう、手を振りながらさ、『先生に迷惑かけないように神様にお願いしとけよ。』とか抜かしやがったんだぜ?腹立つよなぁ!?ははは。」
「今年も結局迷惑かけっぱなしでしたけどね・・・。ふふふ。」

それはいいっこなしだろ?とサバキは石割の頭を軽くポンポン叩くと、軽やかに歩き出した。それを追って石割とバンキが続く。

「・・・寂しくなるなぁ。」
「寂しくなりましたね。」

囁くような声で言い合う二人にバンキは口を閉ざしたままもう一度二階の窓を見上げた。去年、師匠が見たザンキの姿が、一瞬見えたような気がした。

除夜の鐘が百七回を打ち、年が何事も無く変わった。半数以下に減った部屋に残っていた皆が黙って頭を下げ合い最期の百八を聞いた。

気がついたらトドロキの姿が消えていた。

ヒビキが日菜佳に尋ねると、早速の仕事始めだと言った。そして複雑な表情を浮かべた。

「折角、一緒に初詣行こうと思ってたんですけどぉ。それに・・・。」
「それに?」
「・・・今のトドロキ殿には、少しでも良いんで体を休めて欲しかったんですけど。」

日菜佳が溜息混じりに呟いた。それにヒビキは笑い返し、肩を叩いてやる。

「今はヤツのやりたいようにさせてやろうよ。その内日菜佳のところに帰って来るさ。」
「・・・はい・・・。」
「初詣は俺がつきやってやるから。」
「・・・はい・・・。」

ヒビキの励ましに日菜佳は笑って見せた。そして私、着物着て行くんでぇ、ヒビキさんも着て下さいね?と言われ、うへぇと苦笑いを返す。

イブキがアキラを送ってくると立ち上がった。それに京介と明日夢も立ち上がり、忘年会は解散になった。後に残った立花姉妹とヒビキは大雑把に後片付けるからと最期に残り、四人を送りだす。

「じゃあ、イブキ君、また明日ね。」
「ちゃんとアキラを送ってけよ?」
「はい。解りました。」

香須実とヒビキに言われ、イブキはにっこり笑い竜巻を器用に反転させるとアキラに後ろに乗るように促す。

「何だか、懐かしいです。」
「そうだね。」

慣れた調子でヘルメットを被り、イブキの後ろに座ったアキラと会話を交わし、イブキは仲良く並んで自分達を見ている京介と明日夢を見やった。

「二人共、ありがとう。」
「いえ、僕達好きにやっただけなんで。」
「僕も何もやってないです。イブキさん、アキラさん、良いお年を。」
「「良いお年を。」」

明日夢の言葉にイブキとアキラは同時に返し、互いにニッコリ笑い合うと、バイクが静かに走り出した。タンデムシートのアキラが手を振り、すぐに角を曲がって姿が見えなくなった。

それを見送った京介と明日夢もヒビキ達にさよならを言って夜道を駆け出す。

「明日夢!次の通りまで競争だ!」
「桐矢!競争はやんないよ?!」
「そうだった!でも走るからな!」

二人は言い合いながら走り去っていく。その背中を見送り、ヒビキは何となく二階の窓を見上げた。

去年もそうやって見上げた時、酔って頬の赤くなったザンキが気だるげに窓に凭れ掛かってヒビキを見下ろしていた。
目が合った途端に猫のような笑みがザンキの顔に広がり、ヒビキに飲みなおそう。と手招きをした。

『そろそろ、戸田山を手放さなきゃ、ならんな。』

ザンキが呟いていたことを思い出す。去年の今時分、こんな風になるなんて誰も思わなかっただろう。

「ヒビキさん、そろそろ中入りましょうよ?」

香須実が寒さに身震いするとヒビキに声をかけ、中へ駆け込む。それに頷いて続いたヒビキはちらりと再び二階の窓を見上げた。

そこにザンキの姿は見えず、だた、暖かい光が満ちていた。


-戸田山が『ザンキ』になるんですかぁ・・・?なんだか俺的に違和感ありまくりなんですけど・・・。-

-・・・いや、きっとあいつは辞退すると思うな・・・。-

-そんなもんなんですか?-
-ああ。そんなもんだ。-

-それじゃあ、新しい名前が必要ですね。-

-・・・実はな、もう考えてあるんだ。-

-そうなんですか?当然教えてくれるんですよね?-
-ああ、戸田山には黙っていろよ?-




長いよ・・・orzぐったりだよ自分;;
一応、あの最中でも忘年会はしてて、本編の初詣に続く!見たいな感じにしたかったんですが・・・。
記憶が曖昧・・・(=¬=;)
いろいろ不備はありますが、笑って許してやって下されーm(__)m

そして紅○のくだりは、笑うトコですよ?(何)
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遠目で見たい猛士忘年会

オロチを鎮めてから2年の月日が流れた。慌ただしい日々に追われながらも、無事に1年が終わろうとしている。今日は「猛士」の忘年会だ。関東支部では「猛士」の正式なメンバーでないが、たちばなを介して既に何某かのサポートを務めた受験生たちも参加する。そう。彼らにま

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泣けます

命懸けの仕事とは言え、前の年の忘年会のときには、半年後に自分が引退してるとは、ましてや一年後にはこの世にいないとは考えてなかっただろうと思うと泣けます。(T_T)

★関西支部書記さん★
こんばんわー!コメントありがとうございます♪
書き始めは思いっきりギャグで!と思ってキーボードを叩いていたんですが、ザンキスキーの私は長く持ちませんでしたっ(泣)
おぉうー(ノロ)゜。もう一年前にすれば良かったデスー!

鬼さん達は毎年、『今年も無事生き残って良かった』とか思うんでしょうか?そう思うと切ないです(;×;)

切ないですよ~(涙)

TVではあまり出番のなかった鬼さんたちがはしゃいで。石割くんもちゃんといて。紅白で笑って。

でも今、マジ涙出てます。

私は全部おチャラケた、戯けたものを書いてしまいましたが、バラキさんの話は命を賭けてる男たちを、強く感じました。
恥ずかしくて、TBお願いできませんです、カメ。

★カメさん★
こんばんわーいらっしゃいませ♪
私的にエイキさんの出番が少なくてうぬぅ;;なんですが(^^;)

あんまり脳みそ使わなかったんで;;恐縮です;;
泣かないで~;;
ほら!ザンキさんと約束したじゃないっ!ってそれはトドだけですか?(何)

TB遠慮なくバンバン貼っちゃってくださいよ~?こちらからも張りに行きますんで!よろしくお願いします♪

ようやっとカメさんのを見に行ける~♪ワクワク♪

すみません(泣)

カメが馬鹿だから、お言葉に甘えTBしようとしたのですが、うまくいきません。再度、挑戦します!

連カキですみません

やっと、わかりました。私の方でこちらをリンクしてないといけなかったのですね。という事で勝手ながらリンクさせていただきました。事後承諾になり申し訳ありません。
でもカメはこれで、一つお利巧になったかもしれませぬ。

★カメさん★
お返事遅くなってスイマセン;;
TB&コメントありがとうございました!
早速返しだー(>∀<)ノ♪

TBなどは初めは何だかわかりませんよねー(^^;)
練習あるのみでございますよ~!
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